ドッグフードを与えるなら無添加なものがおすすめだというのはよく言われていることです。
けれども、無添加ドッグフードがなぜ安全なのかというのがイマイチわからないという人も多く、結局無添加ではないフードを与えているという人もいます。
なぜ無添加がいいのかをこちらで解説していきますので、ワンちゃんの健康のためにも知ってみてください。
目次
無添加ドッグフードはなぜ安全なのか?
無添加なものは安全というのは耳にしたことがあると思います。
そもそも添加物というのはどういったものなのかを簡単に言うと『後から加えたもの』ということです。
例えば食品添加物であれば、原材料以外に保存料や着色料をつけることで長い期間保存できたり、見た目をよくすることができたりするのですね。
この添加物があることで足りない栄養素を補うことができたりするのでいい面もあるのですが、これは人間だからメリットに変わるという面もあるのです。
人間と犬とでは消化器官の能力が違いますので、人間なら消化できるものでもワンちゃんは消化できないものがあるのです。
そうすると、ワンちゃんに健康障害がでてきてしまう可能性が高まるので、なるべく添加物を使わない無添加100%に近いドッグフードがおすすめされているのですね。
市販のドッグフードの多くは人工的に生成したビタミンやミネラルなどの栄養素を添加することで栄養のバランスを保っていると言われています。
一見すると栄養バランスは良いように感じますが、動物本来の食事とはかけ離れてしまい、自然の中で摂取していた頃のような食事とは違ってきます。
そうすると、ワンちゃんが本来備わっていたはずの自然治癒能力を発揮することができなくなってしまうのですね。
アレルギーや肥満などは本来動物であれば自分自身で調節できるものですが、それができなくなっているのは添加物の含まれているドッグフードを食べていることが大きく関わっていると考えられるでしょう。
つまり、原材料はなるべく少なく、シンプルで余計なものが一切入っていないフードを選ぶことはワンちゃん本来の自然治癒能力を十分に発揮できるのです。
だから、無添加ドッグフードは安全だと言われているのですね。
ドッグフードを選ぶときは原材料に注意!
ドッグフードを選ぶとき、何を基準に選ぶかは人によって比重が違っています。
安全性を重視する人もいればコストを抑えることを重視する人もいますよね。
どちらも大切なことですので、バランスを考えて自分とワンちゃんにあったフードを選ぶのが一番ですが、その際に原材料だけはきちんと確認しておきましょう。
原材料を確認して、次にあげる5つの項目に当てはまる場合は要注意が必要です。
人工の食品添加物
人工添加物は天然原材料よりも代謝されにくいとされています。
さらに、自然の食材に含まれるビタミンやミネラルの吸収を妨げるおそれもあるので、注意が必要です。
全く添加物を使わないドッグフードはまだまだ数が多くないので、ある程度添加物が含まれているのは仕方がないと思いますが、たくさん使用されている場合は注意しましょう。
肉の副産物
ドッグフードには肉が使用されていることがありますが、人が食べるように加工された肉の残りなどは栄養価が低い場合がありますので注意が必要です。
ドッグフード用に使用された肉を使っているものを選んだほうがいいですよ。
大量の小麦
かさ増しのために小麦が極端に多く含まれている場合がありますが、大量の小麦は犬の消化器官に大きな負担をかけてしまいます。
場合によっては過敏性腸症候群など消化器官の病気になってしまう恐れもあります。
なぜ消化器官に負担がかかってしまうのかについては以前の記事を参考にしてください。
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⇒ドッグフードの切り替えを検討するなら
大量の油
ワンちゃんの食いつきをよくするために香り付けの油を使用していることがあります。
ただ、油が多いとフードが酸化しやすいので劣化が早くなりドッグフードの質が下がってしまいます。
ベタベタしているフードは要注意です。
聞きなれない原材料
ドッグフードの種類が増えてきて差別化をするために珍しい原材料を使用している種類のものも増えてきました。
けれども、食べ慣れない新しい食材を摂取すると消化が悪くなったり、便がゆるくなったりすることもあるので、原材料をみて正体がわからないものが入っていたら注意しましょう。
ドッグフードを選ぶときはいろんな要素が絡み合って決定すると思いますが、どんな材料が使われているかは事前にしっかりと確認しておいたほうがいいです。
ドッグフードは毎日食べるものですから低品質のものを食べ続けると体調が悪くなる可能性は高まりますからね。
無添加ドッグフードの問題点を考える
無添加ドッグフードはやはり安全でおすすめできるフードと言えますが、問題点があります。
それは『価格』です。
無添加100%のドッグフードは添加物を含む種類と比べると高品質であるがために比較すると価格も高くなっていますよね。
価格のことを考えると添加物を含むドッグフードを選ばざるをえないという人もいますが、
長い目で考えてみると多少価格が高くても無添加のフードを選んだ方がいいでしょう。
低品質のフードを食べ続けるとワンちゃんが病気になってしまうおそれもあるので、その治療のための費用がかかります。
肥満などであれば運動することで改善できるかもしれませんが、皮膚のかゆみやアレルギーなどは治療にプラスして日頃の生活から少しずつ改善させていかなければなりません。
そうすると費用だけでなく、ワンちゃんのことを常に気にかけなければなりませんから、飼い主の仕事や日常生活にも支障が出てきてしまいます。
ワンちゃんのことを考えると自分だけ幸せに生活しても楽しくはないですからね。
ですので、病気などのリスクやコストを考えると、結局日頃からワンちゃんの健康を気にかけた方がいいのです。
だからこそ、毎日の食事は大切にするべきなのですよ。
確かに、無添加ドッグフードを選択すればお金はかかりますが、治療せずに何よりも愛犬が元気に生活できるのならそれに越したことはないと思います。
ですので、ドッグフードは質の高いものを選んであげるようにすべきでしょう。
もし、無添加100%の原材料にこだわりたいと思っているのなら以前紹介した「アランズナチュラルドッグフード」の記事を読んでみてください。
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⇒アランズナチュラルドッグフードはアレルギー症状に悩む方に人気!
ナチュラルフーディングの考えに則った「犬が本来必要としている食事を反映」させて作っているドッグフードとなっていますので、愛犬の健康を守ることに大きく役立ってくれるはずですよ。